ピッと封印!放課後のマジカル・プライスレス!
「なんで、あいつが転校してくるんだ……」

平は机にひじをついて、不満そうにため息をついていた。

「星岡蒼生です。よろしくお願いします」

蒼生くんはさわやかに微笑んだ。
優しい笑顔も、声も、あの時と変わらない。
彼の視線が、わたしを一瞬だけ射抜いた気がした。

「きゃーー!!」

クラス中が再び、ざわつき始める。
そのざわつきのほとんどは、クラスの女の子たちだ。
もちろん、わたしの心も浮き立っていた。
どどどどどどうしよう!
蒼生くんだ!
蒼生くんが同じクラスにいる!
ちらりと見ると、蒼生くんはわたしに気づいたように優しく微笑んでくれた。
感動と驚きで胸がいっぱいになって、頭が真っ白になっていく。
どうしよう!
もう、居残り勉強どころの騒ぎじゃない!
ナナちゃんが言っていたビックイベントって、このことだったんだ!

『まひろ様! 大変ですの! 蒼生様の背後に、商店街の時よりも強い「(えにし)」の光が見えますの! まさに、運命の再会ですの!』
「わわわっ、ナナちゃん、静かにして!」

わたしのそばで、大はしゃぎするナナちゃんはもはやドヤ顔。
ついに、わたしのドキドキは最高潮になって――。
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