ピッと封印!放課後のマジカル・プライスレス!
「まひろさん!」
教室の扉から、一人の男の子が息を切らして入ってくるのが見えた。
「ここは危険だ! 早く、教室から出るんだ!」
「蒼生くん!」
いつもテレビで見る、キラキラした笑顔じゃない。
必死にわたしを呼ぶ蒼生くんの声。
どきんっ。
わたしの心臓が、恐怖とは別の意味で大きく跳ねた。
「何故だ? この教室には、誰も入ってこれないようにしていたはずだが……」
「そうだね。君が張った結界のせいで、ここまで来るのに苦労したよ」
中井先生は不服そうに、蒼生くんをじろりと見た。
黒い影がヘビのように鎌首をもたげ、教室の温度が氷のように下がる。
「……やれやれ、星岡蒼生。おまえが、この学校にやってきたせいで、予定が狂ってしまった」
「当然だ。僕は、まひろさんと平くんを守るために、この学校に転校してきたんだから!」
声のトーンを落とした中井先生に、蒼生くんはきっぱりと言った。
わたしは腑に落ちないようにつぶやく。
「どうして、平を狙うの?」
「愚問だな。王の配下である私が、あやかしの王の覚醒を願うのは当然のこと」
肌がピリピリする感じ。
近づくだけでざわつく気配。
中井先生が……怨念妖怪さんが、本気でそれを行おうとしているのが伺えた。
それでも――。
教室の扉から、一人の男の子が息を切らして入ってくるのが見えた。
「ここは危険だ! 早く、教室から出るんだ!」
「蒼生くん!」
いつもテレビで見る、キラキラした笑顔じゃない。
必死にわたしを呼ぶ蒼生くんの声。
どきんっ。
わたしの心臓が、恐怖とは別の意味で大きく跳ねた。
「何故だ? この教室には、誰も入ってこれないようにしていたはずだが……」
「そうだね。君が張った結界のせいで、ここまで来るのに苦労したよ」
中井先生は不服そうに、蒼生くんをじろりと見た。
黒い影がヘビのように鎌首をもたげ、教室の温度が氷のように下がる。
「……やれやれ、星岡蒼生。おまえが、この学校にやってきたせいで、予定が狂ってしまった」
「当然だ。僕は、まひろさんと平くんを守るために、この学校に転校してきたんだから!」
声のトーンを落とした中井先生に、蒼生くんはきっぱりと言った。
わたしは腑に落ちないようにつぶやく。
「どうして、平を狙うの?」
「愚問だな。王の配下である私が、あやかしの王の覚醒を願うのは当然のこと」
肌がピリピリする感じ。
近づくだけでざわつく気配。
中井先生が……怨念妖怪さんが、本気でそれを行おうとしているのが伺えた。
それでも――。