意地悪な副社長に狂うほど愛される
月曜日は気が重かった。
仕事に集中すれば副社長のことを考えなくて済む。
そう思っていた。
考えないように、しようとすれば、するほど考えてしまった。
無意識に唇を触ると、あの夜のことが思い出され、赤面し辛かった。
「顔赤いよ?」
隣の席の同僚に指摘され、私は肩をびくりとさせた。
「え?」
「大丈夫? 熱でもある?」
「い、いえ!大丈夫です!」
慌てて首を振る。
「本当?なんかぼーっとしてるよ」
「ちょっと寝不足で……」
嘘ではない。
昨夜はほとんど眠れなかった。
ベッドに入っても、
何度も何度もあのキスを思い出してしまったからだ。
それと副社長は私を好きだとは言わなかったという事実。
また胸が苦しくなり息ができそうになかった。
「コーヒー持ってこようか?」
「ありがとうございます。動いたら目が覚めるかもしれません、自分で行きますね」
私は給湯室にむかった。
湯気が立ち上るカップを見つめながら、ぼんやりと考える。
今日はまだ副社長を見ていない。
会いたい
自分でも呆れるくらいだった。
友人たちに話せば酷い男だと言われるだろう。
その時だったら、
「副社長に承認もらってきて」
給湯室の外から、誰かの声が聞こえてきて思わず身体を固くした。
副社長ーー
その言葉だけで心臓が跳ねる。
私は反射的にカップを持つ手を強く握った。
重症だ。
仕事に集中すれば副社長のことを考えなくて済む。
そう思っていた。
考えないように、しようとすれば、するほど考えてしまった。
無意識に唇を触ると、あの夜のことが思い出され、赤面し辛かった。
「顔赤いよ?」
隣の席の同僚に指摘され、私は肩をびくりとさせた。
「え?」
「大丈夫? 熱でもある?」
「い、いえ!大丈夫です!」
慌てて首を振る。
「本当?なんかぼーっとしてるよ」
「ちょっと寝不足で……」
嘘ではない。
昨夜はほとんど眠れなかった。
ベッドに入っても、
何度も何度もあのキスを思い出してしまったからだ。
それと副社長は私を好きだとは言わなかったという事実。
また胸が苦しくなり息ができそうになかった。
「コーヒー持ってこようか?」
「ありがとうございます。動いたら目が覚めるかもしれません、自分で行きますね」
私は給湯室にむかった。
湯気が立ち上るカップを見つめながら、ぼんやりと考える。
今日はまだ副社長を見ていない。
会いたい
自分でも呆れるくらいだった。
友人たちに話せば酷い男だと言われるだろう。
その時だったら、
「副社長に承認もらってきて」
給湯室の外から、誰かの声が聞こえてきて思わず身体を固くした。
副社長ーー
その言葉だけで心臓が跳ねる。
私は反射的にカップを持つ手を強く握った。
重症だ。