意地悪な副社長に狂うほど愛される
婚約者
昨日はあまり寝れずぼーっとしたまま出社した。
会社へ行く道は気が重く、副社長に鉢合わせしないことだけを祈った。
幸い出社の波に乗れて、多くの社員たちに紛れることが出来た。
エントランスに入ると足早にゲートに向かう社員たちの間に立ち止まっている女性の姿を見つけた。
私は気になって顔を覗き込んだ。
わあ……綺麗な子……
品があり美人という言葉が似合う女性だった。
周りを歩く男性たちもチラチラと彼女を見ているが本人は気にしていない様子だ。
もしかして、迷っている取引先の新入社員とかかもしれない。
私があまりにも、まじまじと見つめたからか、彼女と目がった。
「あ、もしかして会社にご用ですか?」
私は見ていたことが後ろめたくて、すぐに声をかけた。
すると女性は微笑んだ。
「会いたい人がいて」
「会いたい人?」
「はい」
無邪気に笑顔でいう彼女を放ってはおけなくて「受付にご案内します」と良い私は受付に並んでいる列に並ばせた。
幸い次が彼女の番だった。
「ここで、その会いたい人の名前をお伝えすると連絡とってくれますよ」
「そうなんですね、ありがとうございます。助かりました」
「いえいえ、では私はこれで」
「お名前は?」
「総務部の宮木あゆ美です」
「あゆ美さん! 私は佐伯凜華と申します。助かりました。ありがとうございます。すごく会いたくて来てしまったんですが、どうしていいか、途方にくれていました。本当にありがとう」
彼女は満面の笑みでそう言った。
アポを取っていないのだろうか。
仕事の関係じゃないのかもしれないと一抹の不安を抱えたが、受付嬢に任せることにした。
「とんでもございません。では」
会釈をするとニコニコと微笑みながら彼女は私に手を振った。
凜華はあゆ美を見送ってすぐに受付があいた。
すぐさま、受付嬢の前に向かう。
「あの御堂駿さんという方にお会いしたいんですけど」
凜華は無邪気に受付嬢にそう伝えた。
会社へ行く道は気が重く、副社長に鉢合わせしないことだけを祈った。
幸い出社の波に乗れて、多くの社員たちに紛れることが出来た。
エントランスに入ると足早にゲートに向かう社員たちの間に立ち止まっている女性の姿を見つけた。
私は気になって顔を覗き込んだ。
わあ……綺麗な子……
品があり美人という言葉が似合う女性だった。
周りを歩く男性たちもチラチラと彼女を見ているが本人は気にしていない様子だ。
もしかして、迷っている取引先の新入社員とかかもしれない。
私があまりにも、まじまじと見つめたからか、彼女と目がった。
「あ、もしかして会社にご用ですか?」
私は見ていたことが後ろめたくて、すぐに声をかけた。
すると女性は微笑んだ。
「会いたい人がいて」
「会いたい人?」
「はい」
無邪気に笑顔でいう彼女を放ってはおけなくて「受付にご案内します」と良い私は受付に並んでいる列に並ばせた。
幸い次が彼女の番だった。
「ここで、その会いたい人の名前をお伝えすると連絡とってくれますよ」
「そうなんですね、ありがとうございます。助かりました」
「いえいえ、では私はこれで」
「お名前は?」
「総務部の宮木あゆ美です」
「あゆ美さん! 私は佐伯凜華と申します。助かりました。ありがとうございます。すごく会いたくて来てしまったんですが、どうしていいか、途方にくれていました。本当にありがとう」
彼女は満面の笑みでそう言った。
アポを取っていないのだろうか。
仕事の関係じゃないのかもしれないと一抹の不安を抱えたが、受付嬢に任せることにした。
「とんでもございません。では」
会釈をするとニコニコと微笑みながら彼女は私に手を振った。
凜華はあゆ美を見送ってすぐに受付があいた。
すぐさま、受付嬢の前に向かう。
「あの御堂駿さんという方にお会いしたいんですけど」
凜華は無邪気に受付嬢にそう伝えた。