【完結】隣国のモフモフ騎士団長様、番ではない私でよろしいのですか?
◇
俺の腕に包まれるジャスミンは、この世の誰よりも愛らしく、愛おしい。
好きだと心が叫ぶ。
このままずっと、君を腕に抱いていられたらどんなに幸せだろう。
想いが伝わって欲しいと願って、目を逸らさず彼女を見つめていた。
「フェンリル、様....」
俺の言葉に、彼女のラベンダー色の瞳が揺れ動いた。
その奥に喜びの色が淡く灯ったのを感じて、ひどく気持ちが高揚する。
だが次の瞬間にはまた迷いの色を映して、伏せられた長いまつ毛に隠れてしまった。
どのくらい時間が経っただろうか。
長く彼女の心のうつろいを垣間見ていた。
やがて彼女は顔を上げ、言った。
「....番ではない私で、よろしいのですか?」
「俺は、君がいい。君だから愛しているんだ」
「...........」
彼女の柔らかな唇が微かに震えていた。
◇
「....番ではない私で、よろしいのですか?」
葛藤に打ち勝つための、最後の問いかけ。
「俺は、君がいい。君だから愛しているんだ」
間を置かず、凛と発せられた返事。
声音にも、表情にも、私への想いが溢れていた。
そうだった。
彼は、出会った時から変わらない。
彼は、色眼鏡で見ない。
いつも私自身を見てくれていた。
喉が渇く。声が震える。
でも、信じてみようと思った。
私自身を見てくれるあなたを、好きになったから。
私だから愛していると話すあなたと、生きていきたい。そう思えたから。
心の中を爽やかな風が吹き抜けていった。
小さく頬が緩む。
俺の腕に包まれるジャスミンは、この世の誰よりも愛らしく、愛おしい。
好きだと心が叫ぶ。
このままずっと、君を腕に抱いていられたらどんなに幸せだろう。
想いが伝わって欲しいと願って、目を逸らさず彼女を見つめていた。
「フェンリル、様....」
俺の言葉に、彼女のラベンダー色の瞳が揺れ動いた。
その奥に喜びの色が淡く灯ったのを感じて、ひどく気持ちが高揚する。
だが次の瞬間にはまた迷いの色を映して、伏せられた長いまつ毛に隠れてしまった。
どのくらい時間が経っただろうか。
長く彼女の心のうつろいを垣間見ていた。
やがて彼女は顔を上げ、言った。
「....番ではない私で、よろしいのですか?」
「俺は、君がいい。君だから愛しているんだ」
「...........」
彼女の柔らかな唇が微かに震えていた。
◇
「....番ではない私で、よろしいのですか?」
葛藤に打ち勝つための、最後の問いかけ。
「俺は、君がいい。君だから愛しているんだ」
間を置かず、凛と発せられた返事。
声音にも、表情にも、私への想いが溢れていた。
そうだった。
彼は、出会った時から変わらない。
彼は、色眼鏡で見ない。
いつも私自身を見てくれていた。
喉が渇く。声が震える。
でも、信じてみようと思った。
私自身を見てくれるあなたを、好きになったから。
私だから愛していると話すあなたと、生きていきたい。そう思えたから。
心の中を爽やかな風が吹き抜けていった。
小さく頬が緩む。