【完結】隣国のモフモフ騎士団長様、番ではない私でよろしいのですか?
*****
婚約破棄騒動からしばらくーー。
コンコン。ーーカチャ。
「ジャスミンお嬢様。時間でございます。....まだお休みですか?」
ジャスミンの私室の白いドアをノックして入ってきたのは、侍女 リリア・ノースラント。
リーフェント公爵家で働く使用人の娘だったリリアはジャスミンが生まれた時から遊び相手としてそばに居た。成人してからは、ジャスミンの侍女として働き、今では彼女の全ての手伝いを任されていた。
そばかすの散った色白の肌にクリッとした大きな目、二つのお団子ヘアーがトレードマークのリリアは二十九歳だ。
サァーとベージュのカーテンを両側へ引いて、先ほどまで隙間から漏れていた朝の光が、部屋全体を照らし出した。
ホワイトウッドの可愛らしい彫刻を施された机と、ソファ。毛足の長いふかふかのベージュの絨毯。あとはジャスミンが眠るキングサイズの大きなベッド。
部屋に置いてある家具は少なく、至ってシンプルだった。
「.....お嬢様?」
ジャスミンは朝に強く早起きだ。
普段なら、リリアが部屋を訪ねてくる前に目を覚まし、ベッドの背もたれに身体を預けて本を読んでいる頃なのに。
ベッドを凝視して、リリアが訝しむ声をかける。
掛け布団の真ん中がもっこりと膨らんでいるのに、もそりと動く様子もない。.....何かがおかしい。
「.....失礼しますね?」
カーテンから離れ、静かにベッドサイドへ歩み寄ったリリアはサッと布団を剥いだ。
婚約破棄騒動からしばらくーー。
コンコン。ーーカチャ。
「ジャスミンお嬢様。時間でございます。....まだお休みですか?」
ジャスミンの私室の白いドアをノックして入ってきたのは、侍女 リリア・ノースラント。
リーフェント公爵家で働く使用人の娘だったリリアはジャスミンが生まれた時から遊び相手としてそばに居た。成人してからは、ジャスミンの侍女として働き、今では彼女の全ての手伝いを任されていた。
そばかすの散った色白の肌にクリッとした大きな目、二つのお団子ヘアーがトレードマークのリリアは二十九歳だ。
サァーとベージュのカーテンを両側へ引いて、先ほどまで隙間から漏れていた朝の光が、部屋全体を照らし出した。
ホワイトウッドの可愛らしい彫刻を施された机と、ソファ。毛足の長いふかふかのベージュの絨毯。あとはジャスミンが眠るキングサイズの大きなベッド。
部屋に置いてある家具は少なく、至ってシンプルだった。
「.....お嬢様?」
ジャスミンは朝に強く早起きだ。
普段なら、リリアが部屋を訪ねてくる前に目を覚まし、ベッドの背もたれに身体を預けて本を読んでいる頃なのに。
ベッドを凝視して、リリアが訝しむ声をかける。
掛け布団の真ん中がもっこりと膨らんでいるのに、もそりと動く様子もない。.....何かがおかしい。
「.....失礼しますね?」
カーテンから離れ、静かにベッドサイドへ歩み寄ったリリアはサッと布団を剥いだ。