【完結】隣国のモフモフ騎士団長様、番ではない私でよろしいのですか?

 私の視線は再び反対側に張り付いた。
 その様子に気づいてフェンリル様が私の視線の先を追った。

 ......私はこっちがいい。

 我慢できなくなって今日も忘れずに持ってきていた本を急いで開いた。

「やっぱり.....」

 思わず言葉が漏れた。


「何がやっぱりなんだ?」

「フェンリル様!スタッフの方を呼びたいのです!」

 被ったお互いの言葉は、勢い込んで言った私に軍配が上がってフェンリル様の声はかき消された。

 そして、私の希望通りスタッフの女性がやってきた。

「お忙しい所、申し訳ありません。これなのですが....。もしかしてこちらと同一のものですか?」

 私は本のページを指し示して女性スタッフに問いかける。

「....ええ、間違いございません。この植物でございます」

「やっぱり!ではこちらは.....」

 今度は別のページを開いて、指し示す。
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