【完結】隣国のモフモフ騎士団長様、番ではない私でよろしいのですか?
◇◆
私が旅から戻ったのは、家を空けてちょうど10日目の夕方だった。
屋敷に足を踏み入れれば、母やリリア、家令のケイン、使用人たちがドタバタと足音も気にせず駆け寄ってきた。
叱られるより先に抱きしめられた私は、その温かさにずっと強張っていた力がするりと抜けるのを感じた。
父・トリスは屋敷に居なかった。
その日の朝、王城から緊急で呼び出されていてーー。
結局、父と再会を果たしたのは私が屋敷に帰宅してから一週間もしてからだった。
そして、父に会えないままのその一週間は、モーリャント王国にとってまさに《《激動の一週間》》となった。
◇
私が旅から戻ったのは、家を空けてちょうど10日目の夕方だった。
屋敷に足を踏み入れれば、母やリリア、家令のケイン、使用人たちがドタバタと足音も気にせず駆け寄ってきた。
叱られるより先に抱きしめられた私は、その温かさにずっと強張っていた力がするりと抜けるのを感じた。
父・トリスは屋敷に居なかった。
その日の朝、王城から緊急で呼び出されていてーー。
結局、父と再会を果たしたのは私が屋敷に帰宅してから一週間もしてからだった。
そして、父に会えないままのその一週間は、モーリャント王国にとってまさに《《激動の一週間》》となった。
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