【完結】隣国のモフモフ騎士団長様、番ではない私でよろしいのですか?
才気に溢れる弟に王位を奪われることを恐れた兄 オズウェルは、年頃になった弟を追い出すように留学させた経緯があった。
留学先がユービィスト王国だったテリウェルは、学院で王弟 フェンリル・ユービィストと知り合った。
二人は深い友情を築いていて、フェンリルの兄であり国王でもあるヴォルフのこともよく知る仲だった。
モーリャント王国は、ユービィスト王国の属国とはせず、独立国のまま、新王 テリウェル・モーリャントが今後国を治めていくことで、溜飲を下げると。声明にはそんな意があった。
声明が発表された日のうちに、あれよあれよとテリウェルはモーリャント王国の新王として即位した。
「 我がモーリャント王国は、これより私、テリウェル・モーリャントが国王として治めていく。
より良い国、国民たちが住み良い国を目指し邁進していく所存だ。
私には国王として皆を導く義務がある。
だが、国王が一番偉いとは考えていない。
皆の意見、考えをききたい。皆、力を貸してほしい 」
貴族や大臣、国民たちは新しい国王、新たなモーリャント王国幕開けに、おおいに期待した。
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