【完結】隣国のモフモフ騎士団長様、番ではない私でよろしいのですか?

 即位してまず、兄・オズウェルとその妻・エナメル、甥・コーネルを、今回の戦の要因になった責任を問うて、実質島流しの刑にした。

 南部の砂漠化した地帯を蘇らせることに力を注げと命じたのだ。

 そして、もう一人。
 今回の戦の大きな要因、ジェシカ・トランドル男爵令嬢は親のトランドル男爵が子の管理責任を問われ男爵家取り潰し。

 必然的に、ジェシカ嬢は平民となって貴族令嬢としての資格を失った。

 さらに王族同様、家族ともども砂漠化した南部へ送られ、国の土壌の再生に尽力するよう、王命が下った。

 もちろん、コーネルとは離れた別の地域だ。

「どうして!?どうしてこの私が、あんな僻地に送られないといけないのよ!!あの女が悪いのよ!!あの女が身分を隠してなんているから、こんなことに!!!そうよ。嘘をつくあいつが悪いんじゃない!!私は悪くないのに!!」

 髪を振り乱し最後まで黙ろうとしないジェシカ嬢は、僻地に着くまで縛られたまま移動したそうだ。




 そして、激動の一週間を経て帰宅した父と、私は約十七日ぶりの再会を果たした。



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