【完結】隣国のモフモフ騎士団長様、番ではない私でよろしいのですか?
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「....さま。.....じょうさま。.....お嬢様?」
「.......ん」
「お嬢様。お目覚めですか?」
「.....あら....?ごめんなさい....私、いつのまに眠って?」
優しく身体を揺さぶられて、とろとろと意識が浮上する。いつの間にか眠っていたようだ。
「お疲れだったのでしょう」
「ええ....」
無事ユービィスト王国の港に到着すると、王弟殿下が手配してくれた馬車が待っていた。
座席にはふわふわのクッションが敷かれ、軽食とドリンク、寒くないようブランケットまで準備されていた馬車は居心地がよく、長旅で消耗していた身体にとても優しいものだった。
港から街道へ出るとずっと向こうにユービィスト王城が望めた。まだ小さなその城を眺めながらこの半年間を思い返していたら、段々馬車の心地よい揺れに瞼が重くなった。
「.....もうすぐ着きますわ」
「もうそんな所まで?」
リリアの言葉に、ぽうっとしていた頭が一気に覚醒する。
カタリと、もたれ掛かっていた座席の背から身体を起こし窓をのぞくと、ユービィスト王城とは違う場所にさしかかっていた。
「ここは.....王城ではないのね」
「王弟殿下は、現在王城にはお住まいではないようです。臣籍降下のこともあるでしょうが......」
「.....私との結婚生活のためにご準備下さったのかもしれないわね」
「....さま。.....じょうさま。.....お嬢様?」
「.......ん」
「お嬢様。お目覚めですか?」
「.....あら....?ごめんなさい....私、いつのまに眠って?」
優しく身体を揺さぶられて、とろとろと意識が浮上する。いつの間にか眠っていたようだ。
「お疲れだったのでしょう」
「ええ....」
無事ユービィスト王国の港に到着すると、王弟殿下が手配してくれた馬車が待っていた。
座席にはふわふわのクッションが敷かれ、軽食とドリンク、寒くないようブランケットまで準備されていた馬車は居心地がよく、長旅で消耗していた身体にとても優しいものだった。
港から街道へ出るとずっと向こうにユービィスト王城が望めた。まだ小さなその城を眺めながらこの半年間を思い返していたら、段々馬車の心地よい揺れに瞼が重くなった。
「.....もうすぐ着きますわ」
「もうそんな所まで?」
リリアの言葉に、ぽうっとしていた頭が一気に覚醒する。
カタリと、もたれ掛かっていた座席の背から身体を起こし窓をのぞくと、ユービィスト王城とは違う場所にさしかかっていた。
「ここは.....王城ではないのね」
「王弟殿下は、現在王城にはお住まいではないようです。臣籍降下のこともあるでしょうが......」
「.....私との結婚生活のためにご準備下さったのかもしれないわね」