魔族@純愛#格差&恋愛物語
ビジネス交渉
<ビジネスの交渉>
神殿内部は大理石でできていて、高い丸天井に音が反響していく。
コツン コツン・・・コツン
イリスのヒール音が響き、その後に、スーツケースを引きずるズルズル音。
シオンは神殿を抜けて裏庭に出ると、畑の先にある東屋に向かった。
ハーブ畑、特にラベンダーの香りが、風向きによって強く香る。
「私は緑のフェアリーなので、いろいろな植物を育てます」
シオンは説明するわけでもなく、どこまでも続く畑を指さして言った。
「へーーー」
そう言えば、アクアは水のフェアリーだったかな・・
フェアリーにも、いろいろな属性があると言っていたっけ。
シオンは東屋のベンチに座り、イリスにも座るように促した。
「まず、うちの商品を見てほしいのですけど!!」
イリスは大声で言うと、スーツケースをガバッと開けて、テーブルの上に中身をぶちまけた。
色とりどりのレースのランジェリー、ブラジャーやパンティ、キャミソール、ペチコート
それは、摘み取った花がらのように積まれた。