魔族@純愛#格差&恋愛物語
淡いピンクのドレスがたたまれて入っていた。

広げて見るとフワフワのスカート、背中に大きなリボン、パフスリーブにもリボン。

靴下は、折り返しに白のレースがかわいらしくついている。

セクシーと真逆の、可愛さ満載の子ども用セレモニードレス。

「ロリコンかショタかぁ?」

イリスはローブを脱いで、自分のぺったんこの胸を見た。

「靴が、ちっせーーー」

赤い靴のサイズが合わないのだ。

イリスは着替えると廊下の椅子に座り、小さな赤い靴を手にブラブラさせていた。

「お待たせしました」

え・・・魔族のオトコになっているじゃん・・・

シオンは黒の長髪、黒のスーツ、黒縁の眼鏡、片手に黒の帽子を持っている。

「髪・・染めたのか」

イリスは目を丸くした。

「ええ、魔族領では、フェアリーのオトコが魔族の女の子を連れていれば、それは目立ちますからね」

イリスは、素早く上から下に視線をやった。

魔族には取りあえず見えるが、やっぱり線が細く、品が良すぎる。

キレイすぎる。

魔族のオトコは骨太で、筋肉質、粗野な感じの奴が多い。

肉食・モリモリ系なのだ。

強いて言えば、シオンの姿はマイノリティの草食系魔族か。

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