天才外科医からの求愛〜傷跡ごと甘く癒されて〜
パチッと目を開けると、見慣れない天井があった。
そうだ。私、透空さんの家にお泊りをして、それで……。
思い出したら恥ずかしい。
となりを見ると
「おはよう」
透空さんが私を見ていた。
「おおおおお、はようございますっ」
ベッドの中に潜ってしまいそうになる衝動を抑え、彼から目をそらす。
「透空さん、起きてたんですか?」
「ああ。さっき。余韻に浸ってた」
フフッと笑う彼は、私の反応を見て楽しんでいるみたい。
「あの。えっと」
恐る恐る自分の身体の状態を確認する。
良かった、ショーツは履いているな。
なんとか上だけ隠して、ベッドから出たい。
「透空さん、あっちを向いてください」
「どうして?」
「服を着たいからです」
「そのままで良いじゃん」
本気で言っているのかな、そんなわけにはいかないよ。
ムッと口をへの字に曲げると
「わかった。見ないから」
透空さんは目を閉じてくれた。
落ちている洋服をパッと取り、着る。時計を見ると、お昼近くだ。
「透空さん。お腹空きました?私、ご飯作ってきますね」
「ああ。腹減った。マジ、作ってくれるの?」
「はい。今日はずっと一緒って約束しましたから」
どこにも行かないで、ゆっくり透空さんと過ごすって決めたんだ。
「あー。嬉しい。こんな毎日が続けばいいのにな」
彼はぼんやりと天井を見つめている。
忙しい彼には、めったにない休日だろうから。心を身体もゆっくり休んでほしい。
軽く昼食を食べたあと
「雫羽、映画でも見ない?」
食器を片づけていると、透空さんがリビングから声をかけてきた。
「映画ですか?」
どんな映画を見たいんだろう。
「なんか、カップルっぽいことしたい」
透空さんが想像するカップルっぽいことって、お家で映画鑑賞なんだ。
「良いですよ。何か見たいものでもあるんですか?」
「んー。そうだな。和むやつがいいな」
透空さんはスマホで検索しているようだ。
「ベタだけど、この間、話題になった恋愛ものでも見るか」
透空さんは何か準備をしている。
「ええっ!透空さんの家って、こんな大きなスクリーンまであるんですか?」
さすがお金持ちの家。
小学校とか中学校で使用するような大きなスクリーンが広がる。
「まあ。難しい手術とか、過去の成功例を映したりして勉強してたからな。大きな画面の方が見やすいし」
そっか。勉強のために使っていたんだ。
天才って言われているけど、影でたくさん努力をしてきたんだね。
すごいってまた尊敬しちゃった。
透空さんが準備してくれた、まるで映画館のような環境で、鑑賞がはじまる。
すぐとなりには透空さんがいるのに、久しぶりに見る映画に見入ってしまった。
最後は
「グスンッ」
ティッシュで涙を拭くことになる。
「雫羽、泣きすぎ」
そうだ。私、透空さんの家にお泊りをして、それで……。
思い出したら恥ずかしい。
となりを見ると
「おはよう」
透空さんが私を見ていた。
「おおおおお、はようございますっ」
ベッドの中に潜ってしまいそうになる衝動を抑え、彼から目をそらす。
「透空さん、起きてたんですか?」
「ああ。さっき。余韻に浸ってた」
フフッと笑う彼は、私の反応を見て楽しんでいるみたい。
「あの。えっと」
恐る恐る自分の身体の状態を確認する。
良かった、ショーツは履いているな。
なんとか上だけ隠して、ベッドから出たい。
「透空さん、あっちを向いてください」
「どうして?」
「服を着たいからです」
「そのままで良いじゃん」
本気で言っているのかな、そんなわけにはいかないよ。
ムッと口をへの字に曲げると
「わかった。見ないから」
透空さんは目を閉じてくれた。
落ちている洋服をパッと取り、着る。時計を見ると、お昼近くだ。
「透空さん。お腹空きました?私、ご飯作ってきますね」
「ああ。腹減った。マジ、作ってくれるの?」
「はい。今日はずっと一緒って約束しましたから」
どこにも行かないで、ゆっくり透空さんと過ごすって決めたんだ。
「あー。嬉しい。こんな毎日が続けばいいのにな」
彼はぼんやりと天井を見つめている。
忙しい彼には、めったにない休日だろうから。心を身体もゆっくり休んでほしい。
軽く昼食を食べたあと
「雫羽、映画でも見ない?」
食器を片づけていると、透空さんがリビングから声をかけてきた。
「映画ですか?」
どんな映画を見たいんだろう。
「なんか、カップルっぽいことしたい」
透空さんが想像するカップルっぽいことって、お家で映画鑑賞なんだ。
「良いですよ。何か見たいものでもあるんですか?」
「んー。そうだな。和むやつがいいな」
透空さんはスマホで検索しているようだ。
「ベタだけど、この間、話題になった恋愛ものでも見るか」
透空さんは何か準備をしている。
「ええっ!透空さんの家って、こんな大きなスクリーンまであるんですか?」
さすがお金持ちの家。
小学校とか中学校で使用するような大きなスクリーンが広がる。
「まあ。難しい手術とか、過去の成功例を映したりして勉強してたからな。大きな画面の方が見やすいし」
そっか。勉強のために使っていたんだ。
天才って言われているけど、影でたくさん努力をしてきたんだね。
すごいってまた尊敬しちゃった。
透空さんが準備してくれた、まるで映画館のような環境で、鑑賞がはじまる。
すぐとなりには透空さんがいるのに、久しぶりに見る映画に見入ってしまった。
最後は
「グスンッ」
ティッシュで涙を拭くことになる。
「雫羽、泣きすぎ」

