死なないで
3時間ほどたって、海汰くんは出てきた。
「海汰」
要が急いで、海汰くんを引き止めた。
海汰くんは、驚いたような顔をしていた。
「お兄ちゃん」
「海汰、何しようとしてるの?」
要が、しっかりと海汰くんの手を掴んだ。
「どういう意味?」
「原田さんから聞いたよ。」
「すみちゃんから?」
「うん」
「月村を殺しちゃダメだってわざわざ言いに来たの?俺を置いて、施設を出ていったくせに、今更?」
「そうだよ。止めに来たんだよ」
「お兄ちゃん、言ったよね。俺が父さんを殺した時、人を傷つけた人は死んでもいいって。殺してもいいんだって」
「僕が間違ってた」
海汰くんの顔が歪んだ。
「それってさ、俺が、俺の今までの人生が、全部間違ってたってこと?」
海汰くんは、要の腕を振り払い、走っていってしまった。
要は追いかけようとした、でもその場に座り込んでしまった。
私は、要に駆け寄った。要は泣いていた。
「要。要は間違ってないよ。大丈夫だよ。また明日、ここで待ってよう。それで、もう一度海汰くんと話そう」
その日は、すみちゃんの家に泊めてもらった。
「海汰」
要が急いで、海汰くんを引き止めた。
海汰くんは、驚いたような顔をしていた。
「お兄ちゃん」
「海汰、何しようとしてるの?」
要が、しっかりと海汰くんの手を掴んだ。
「どういう意味?」
「原田さんから聞いたよ。」
「すみちゃんから?」
「うん」
「月村を殺しちゃダメだってわざわざ言いに来たの?俺を置いて、施設を出ていったくせに、今更?」
「そうだよ。止めに来たんだよ」
「お兄ちゃん、言ったよね。俺が父さんを殺した時、人を傷つけた人は死んでもいいって。殺してもいいんだって」
「僕が間違ってた」
海汰くんの顔が歪んだ。
「それってさ、俺が、俺の今までの人生が、全部間違ってたってこと?」
海汰くんは、要の腕を振り払い、走っていってしまった。
要は追いかけようとした、でもその場に座り込んでしまった。
私は、要に駆け寄った。要は泣いていた。
「要。要は間違ってないよ。大丈夫だよ。また明日、ここで待ってよう。それで、もう一度海汰くんと話そう」
その日は、すみちゃんの家に泊めてもらった。