忘れないまま恋をした
学食の窓際。

直哉が別の女の子と笑っていた。

ただ、それだけ。

それだけなのに、

胸が騒ぐ。

なにこれ。

意味わからない。

帰り道、

無性にイライラした。

家に着いた瞬間、

涙が出る。

「なんで私がこんな気持ちになるの」

資格ない。

待たせているのは私。

何も返していないのは私。

なのに、嫉妬?

最低だ。

颯斗に顔向けできない。

でも。

もし直哉が、

誰かを選んだら。

その想像だけで、

息が詰まる。
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