忘れないまま恋をした
それでも――

ある日、帰り道。

「柚、テストやばいって聞いた」

颯斗が笑いながら言った。

「うるさい」

「勉強してんの?」

「してる」

「してない顔だな」

そう言って笑う。

「じゃあ来いよ」

颯斗が言った。

「なにが」

「勉強」

それから、
颯斗の部屋で勉強することが増えた。
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