忘れないまま恋をした
家に帰ると、

二人とも少しだけ疲れていた。

靴を脱いで、

いつもの部屋に入る。

さっきまでの緊張が

少しずつほどけていく。

直哉がソファに座りながら言った。

「緊張した?」

「うん」

私は少し笑う。

「直哉の方がしてたけど」

「そりゃするだろ」

少し笑う。
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