忘れないまま恋をした
家に帰り

玄関の電気をつける。

靴を脱ぐ。

「疲れた」

私はそう言ってソファに座る。

直哉はキッチンに向かう。

「お茶いる?」

「うん」

冷蔵庫の音。

コップに氷を入れる音。

そんな音が、

やけに落ち着く。
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