ねぇ、私の事嫌い?
私は、できないことが多かった。
だからこそ頑張った。
優等生になれるように頑張った。
叶多に認められるような私になる為に。
叶多に会いたい。
会って、本当のことなのか……知りたい。
でももし本当だったら……迷惑になっちゃわない?
本当だったら、すごい勘違い女になってしまわない?
そんな訳ない、と自分を励まそうとするけど、その考えはどうしても拭えなくて。
気づけば一日が終わっていた。
私とかなは同じマンション。
でも一緒に行っていたのは、小学生4年生までだった。
かなは、小学五年生になった時、急に谷と帰るようになったのだ。
私と話してくれたけど、一日の中での一番の楽しみの行きと帰りが失われるのは辛かった。
だからもう今はかなと一緒に帰れない。
行くこともできない。
だから今の私は、もう気持ち的にも話せなくなって、かなが心に居なくなった、みたいなそんな消失感を覚えていた。
もう、話せないのかな……。もう、目も合わせてくれないのかな……。
そんな負の感情ばかりが渦巻いていく。
そんなこと考えてるだけで、何も起こらないとわかっているのに、そんなことさえ、考えられない。
でも……。
でも……。
もし話してくれるのなら、私は今までと同じように接したい。
もし、だけど。
幼なじみの関係は崩れないと思うから。
その望みが今の私にもまだ残ってるから。