ねぇ、私の事嫌い?
卒業式は、──長かったけど、真理のことを考えていたら……すんなりと終わってしまった。
そして──お母さんが校門近くで待っている。お母さんと会ってから……体育館前に集合だ。
体育館前には育休中の先生たちがいた。
そのなかに……私の恩師がいた。
「森谷先生!」
「あ、利乃さん!」
森谷、先生……
かっこいい顔立ちの男の子を連れて──立っていた。
「お子さんですか?かわいいですね、将来はイケメンかな?」
「ふふっ正解!男の子よ」
「……元気そうでよかったでも……無理は、禁物ね、何か糸が途切れる前に──ちゃんと自分自身をみておいてね」
「??は、はい」
「ちゃんと、自分の事を見て。悲鳴が上がってるかもしれないでしょ?」
「わ、分かりました?……!」
森谷先生、優しいな……
「また会いましょうね」
「また!」