ねぇ、私の事嫌い?
先生が持ってきてくれた本は、恋愛系だった。
いや、恋愛で悩んでるのにな…と思うけれど、さすがに失礼なのでやめておく。
「ありがとうございます。」
「はい。えっと、授業時間終わっちゃうから、保健室に戻るね。」
「あっはい。」
その本を読みながら、真理について考えた。
どうしてそんな事をするのだろう。
…分からないよ。
どうかこの噂が嘘でありますように。
でも谷が言ってるから、いやあいつ信用出来ないんだよな…。
かなが否定してくれたらいいのに。
そしたら安心できるのに。
でも真理も根は良い奴なんだ。
だから余計に私になんでこんなキツイ態度を取るのか分からない。
真理がかなと……。
考えたくない。
私は本に集中することにした。
その時間は、意外と有意義だった。