ねぇ、私の事嫌い?
今までと同じように
私はお昼ご飯のタイミングで教室に戻ることにした。
結構サボっちゃったな……。今までの優等生はどこに行ったんだか。
授業がおわる挨拶を聞いて、そろり、と教室に入った。
あ、そういえば体調が悪かった設定になってたっけ?
だからか、私の方を見てコソコソと言われる。
その声を私の地獄耳が捉えてしまう。
「えー?やっぱり利乃さ、体調不良じゃないじゃんー。」
「えー、それな。ってかさ、テストとかでカンニングしてんでしょ。」
「みんな利乃と隣になったらカンニングされたーって言ってるもんね。」
「酷くない?」
「それな。私たちの努力を無駄にしないで欲しいわー。」
努力……ね。
私も沢山努力はしているけれど、他の人に見せないようにしているだけ。
だからそれが他人に認められなくってもいいんだ。
私はそう考えながら白衣に手を通した。
そのあと、髪が出ないようにしてから手を洗いに行く。
クラスは……少しだけ辛い。
私の事が嫌いって言うことがヒシヒシと伝わってくるから。
私は別に好かれたい訳では無いけど、さすがに辛いから。
そうは言っても現状を変えることはできない。
あと少しだけ。
もう3月なんだから。
あと、2週間だけ……そう考えれば少しだけ気持ちが軽くなる。