2分の1の世界
* * *
人影のいない塀の陰で、コソコソ話している理久と柊斗。2人に背を向けイヤホンをつけ、リズムに乗っている葵。
理久「お願いします。少しだけでいいので」
柊斗、差し出された白色の巾着を受け取り
柊斗「これ、もし見つかったら」
理久「青色の時計をつけて堂々としてれば、すれ違う人には怪しまれないし、認証キーの店に入らなければ履歴は残らないし、あそこの公園は人が来ないので短時間なら大丈夫だと思います」
柊斗「でも…」
理久「一色さん、東京に行くんです。もう会えなくなるかもしれないんです」
柊斗「それは…」
葵、横目でチラッと白色の巾着を見る。葵の携帯の画面は、曲が停止されている。
人影のいない塀の陰で、コソコソ話している理久と柊斗。2人に背を向けイヤホンをつけ、リズムに乗っている葵。
理久「お願いします。少しだけでいいので」
柊斗、差し出された白色の巾着を受け取り
柊斗「これ、もし見つかったら」
理久「青色の時計をつけて堂々としてれば、すれ違う人には怪しまれないし、認証キーの店に入らなければ履歴は残らないし、あそこの公園は人が来ないので短時間なら大丈夫だと思います」
柊斗「でも…」
理久「一色さん、東京に行くんです。もう会えなくなるかもしれないんです」
柊斗「それは…」
葵、横目でチラッと白色の巾着を見る。葵の携帯の画面は、曲が停止されている。