怪異ハンター
拓と輝は学校が終わるのを待って新田さんの後をつけてみることにした。
「なかなか出てこないね」
10分くらい前に学校が終わるチャイムが聞こえてきたから公園から校門前まで走ってきたのだけれど、続々と生徒たちが帰宅する中新田さんの姿はまだ見えない。
「あ、ふたりとも!」
途中で青田くんが出てきてふたりに駆け寄ってきた。
「青田くん、今日は何事もなかった?」
輝からの質門に青田くんはしかめっ面をして左右に首を降った。
「今日は工作の授業で作った木の箱を持って帰る日だったんだけど、棚からおろしたときに床に落としちゃって、おまけに後ろにいたクラスメートに踏まれちゃってさ」
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