忘れられない映画[1話]
その週の水曜日。
いつものように鑑賞会が始まろうとしていた。
暗幕で窓からの光はシャットアウトされ、前方にはスクリーン。
照明も落とされ、部室は薄暗くなっている。
私は窓際の端っこの席に座り、ひっそりと映画ノートを開いた。
柊くんはまだ来ていない。
ノートを見られてから、教室でも部室でも、自然と彼の姿を探してしまう。
何がある訳でもないんだけど。
強いて言うなら、変に接点を持ってしまったからなんか気になる。
休み時間スマホで何を見てるのかなとか、部室でどんな風に過ごしていたっけとか。
今まで気に留めていなかったことが気になるようになってしまった。
「じゃあ、電気全部消すよー」
そんな私の思考を遮るように部長の高梨先輩の声が響く。
後方にある出入り口の扉が閉められ薄暗かった照明も更に暗くなった。
私は、かろうじて見える手元のノートに映画のタイトルを書き、スクリーンに映し出された映像を食い入るように見つめた。
いつものように鑑賞会が始まろうとしていた。
暗幕で窓からの光はシャットアウトされ、前方にはスクリーン。
照明も落とされ、部室は薄暗くなっている。
私は窓際の端っこの席に座り、ひっそりと映画ノートを開いた。
柊くんはまだ来ていない。
ノートを見られてから、教室でも部室でも、自然と彼の姿を探してしまう。
何がある訳でもないんだけど。
強いて言うなら、変に接点を持ってしまったからなんか気になる。
休み時間スマホで何を見てるのかなとか、部室でどんな風に過ごしていたっけとか。
今まで気に留めていなかったことが気になるようになってしまった。
「じゃあ、電気全部消すよー」
そんな私の思考を遮るように部長の高梨先輩の声が響く。
後方にある出入り口の扉が閉められ薄暗かった照明も更に暗くなった。
私は、かろうじて見える手元のノートに映画のタイトルを書き、スクリーンに映し出された映像を食い入るように見つめた。