司くんに愛されすぎてる。
#2 運命の再会?
翌日。始業式。
玄関ホールに張り出された新クラス名簿を頼りに、新しい教室に向かう。
今日から高校2年生。
新しいクラスは、A組。
朝が弱い私の登校は、遅い方。
だから教室はもう新しいクラスメイトが半分くらいは来ていて、すでに賑わっていた。
友達作りの波に乗り遅れた!……なんて、焦っちゃいそうなとこだけど今年は安心。
だって親友も一緒だから。
廊下から3列目、前から3番目。
教室のど真ん中が私の席。
カ行から始まる苗字は、新学期は真ん中が定番な気がする。
カバンを机の横にかけて後ろに振り向くと、すでにそこに座っていた親友がふわりと優しく微笑んだ。
「奏、今年も同じクラスで嬉しい」
品のある佇まいで、ハーフアップにした真っ直ぐな黒髪をさらりと揺らす。
この子が私の親友、小坂 瑠璃だ。
「私も!よかったぁ、瑠璃が一緒で。
知らない人ばっかりだったらどうしよって、ドキドキしちゃったよ〜」
見知った顔にホッと脱力して、瑠璃の机にだらりと肘をつく。