司くんに愛されすぎてる。

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辿り着いた先は屋上。

新鮮であったかい空気を深く吸い込んでは吐いて、肺がツンと痛かった。



はぎのくん、ずっと全力疾走なんだもん。


男子の速度についていけた私、すごくない?



へたり込んで座る私の前に、平然としてるはぎのくんがしゃがみ込む。



昔の逆みたい。私の顔を心配そうに覗き込んできた。



「ごめんね、かなちゃん。つい全力で走っちゃった」



しょんぼりと子犬顔。
ないはずの犬耳や尻尾もしゅんと垂れ下がってる。



大丈夫ではないけど。



「ん……っ、だい、じょぶ……」


――って、その顔を見ると言いたくなっちゃう。

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