刹那



「友達がバスケ部の2年生と
付き合ってて、高橋先輩の
名前聞きました。」

「2年?あー倉橋拓也か?」

「そうです!春奈って子から
聞きました!」

「そぅなんやぁ。」

高橋先輩は目をそらしたまま
あたしの目は見なかった。

なんでかはわからない。

でもなんかあたしのせい?

「後5分くらいで女子たち
来ると思うよ。
シューティングしときない。」

「あの、どこにいくのですか?」

「ちよっとね…」


先輩は一度だけ目を合わせ
下を向いて
走って体育館を出て行ってしまった。


「はぁー」

ため息出る。あたしなーんも
しとらんよ!なのに先輩…。

目あったときドキッとした…。

バカみたいだわ。
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