あの頃とは変わった愛の形で

新たな理解者

私たちは、これまでのことを説明した。

前世で私たちは婚約者だったこと、しかし結婚式前に不運な車との衝突事故で私が亡くなってしまったこと、私が前世の記憶を持っていて悠斗を探していたこと、そしてこの病院で会ったこと。

そこまで聞いて、保健室の先生が話し始めた。

「...あのね、翠さん。
 実は...悠斗と私、お友達なんだ。」

「........え!?」

数秒時が止まった気がした。

(え、悠斗の、友達...!?)

「その...同じ大学で。学科は違ったんだけどね、お互い気が合って...実は、楓花さんの事も聞いてたんだ。
今日ここの病院に来たのも、悠斗が働いている病院が近くにあったから...」

「そ、そんな...!!私、さっさと先生に頼ればよかったんですか...!?」

絶望?ショック?そんな類の感情が私を襲った。早く頼っておけばよかった...まあ今さら後悔しても後の祭りだし、今悠斗とこうして出会えてるんだからいいんだけど。

「...翠。捻挫、いたくないの...?」
紬が話した。

「あーーーーっっ!!完全に忘れてた!!」
「楓花さん、ここ病院なのでお静かに。」
「あ、すみません...」

「ふふ、2人ともすっかり仲良しさんね」
そう言って保健室の先生が微笑む。
「ただし!」

(ん?)

「前世で婚約者だったとしても、一線は超えない!犯罪になっちゃうからね!」

そ...そうだった....!
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