ジュエル★バトル ~わたしが水晶の巫子!?~
「南雲先輩なんて、
もうリーダー失格だ。
代わりに、おれがなる。
だから……。オマエは、おれの言うことだけを聞いてればいいんだよ」

 テルの、ぞっとするほど冷たい声。

「環、そんなに集中できねーんだったら……。
オマエもう、明日のダンス、やめちまえ」

 「言いすぎだよ、テル!」って声に出したいのに、
 言葉がのどにはりついて出てこない。
 それほど、テルの声は重々しく、
 まるで……、王さまみたいに、みんなの注目をうばう力があった。
 
 ホール中のみんなが、息をのんでテルを見つめる。
 空気がぴんと張りつめて、息苦しいくらいだ。

「おれは正しい。
環はやめるべき! 
そうだろ、みんな!」

 テルは生徒たちを見回し、あおるように叫んだ。
 ……絶対、様子がおかしいよ!

 そう思った瞬間、テルのネクタイピンについているダイアモンドが、銀色の光を放った。
 何⁉ ま、まぶしい……! 目を開けていられない!
 それに、なんだか胸元が熱い。まさか、お守りのペンダントが、熱を発してる⁉
 疑問が次から次へとわいてくる。

 光がおさまり、そっと目を開ける。何かがおかしい。
 ここ、大ホールだったよね? 壁が全部ギラギラ輝く銀色になってる!
 バッと上を見ると、天井も銀色のドーム状になっていた。
 大ホールの出入り口も見当たらない。すべて、なめらかな銀の壁になってしまっている。
 ……わたしたち、銀色のドームに閉じこめられてる!
 まるで、大きなダイアモンドの内部にいるみたい。
 
 何これ、どういうこと⁉
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