わたしだけのサンタクロース
電話と自分の耳に聞こえたゆりの声…とインターホン。
「やっほ♪」
いつもよりオシャレしたゆりが部屋の前に立っている。
「早くない?」
「早くない、ない♪」
自分の部屋にいるかのように、ゆりはベットにドスンと腰掛けテレビを点けた。
芽依も、ゆりの存在は気にせず丁寧に化粧をしていく。
化粧が終わり、アイロンで髪を巻いていたときゆりが急にくちを開いた。
「ねぇ芽依ぃ」
「んー?」
「アタシ実はまだ処女なんだよね」
「へー…ぇえ?」
見た目に似合わず意外な事を口にするゆり。ちなみにゆりは、もっのスゴいギャルだ。
アタシとゆりは幼なじみで、小さい頃からずっと一緒にいた。ゆりがスゴい奥手って事も、恋愛に対して実は純粋ってことも知っていた。
だけど───
「シタって言ってたよねっ!?」
中3の時に!!彼氏いっぱいいたし、しかも歳上とも付き合ってた。
「…それは、芽依に遅れたくなかったから…」
「遅れたくなかったって…」
そーいえば、芽依が初めて中3でした後すぐにゆりもシタって言ってたかも。