世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
「あんなに背の高い人、初めて見た。何センチくらいあると思う?」

「……百九十二センチって言ってたよ」

「え? なんで知って……え、嘘」

 目を限界まで丸くした彩香が、苦い顔をする私と、まだこちらに気づいていないらしい蓮司さんを交互に見る。

「あれが噂の冷酷旦那様……!?」

「……うん」

「とんでもないクズ男だと思ってたから、見た目もそれにぴったりな感じで想像してたわ。あれは眼福だね。だって家にダビデ像があるようなものでしょ?」

< 126 / 489 >

この作品をシェア

pagetop