世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
「どんなふうに過ごすんですか……? 夜景を見るくらいしか思いつかないのに……」

「なんでもいい。君の好きなことをしてみろ。思いつかないのなら、適当に提案する」

「……どうして?」

 思わず彼への疑問がこぼれ出た。

「あなたは私を買ったんですよ。だったら……そんなふうに言う必要、ないと思います」

 彼は私にルールを破らせて、九条家の鎖から解き放とうとしている。

 それがわかったから、理解できなかった。

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