世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
「援助をしたにもかかわらず、いまだにまともな成果が出ていない。だから改善策を伝えただけだ」

「通すべき筋があるだろう!」

「それは金になるのか?」

 途中から蓮司さんの敬語が取れている。

 頭に血が上って話にならない父には、あまりした手に出ないほうがいいと判断したのかもしれない。

「こんな不躾でなんの理解もない男に娘を嫁がせるんじゃなかった。君はうちの格にはふさわしくない」

「お父さん、それは言いすぎだよ」

 聞いていられずに口を挟むと、きつく睨まれた。

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