世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
「同じように思っている人、きっとたくさんいますよ。だからもっと周りを頼ってくださいね」

 ふい、と蓮司さんが顔を背ける。

 なにを言っているんだと本当に思っている態度だった。

「俺が戻ってきた以上、用はない。時間を取らせたな。もういいぞ」

 山城さんはそれを聞いて、「降参だ」と言うように両手を軽く挙げた。

「これ以上邪魔をすると、私の会社の次の決算が危うくなりそうですね。……霧島さん、楽しい時間をありがとうございました」

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