世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
「俺の妻だと知らしめるためにも、今後はこうしたパーティーに参加させようと思っていたが、やはりやめておいたほうがよさそうだ。……仕事どころではなくなる」

「ごめんなさい。迷惑をかけないようにします」

「そういう問題じゃない」

 真顔で返され首を傾げていると、くすくす笑う声がした。

「本当にお邪魔のようですね。それではおふたりとも、また」

 山城社長は含み笑いを残し、スマートな足取りで人混みの中へと消えていった。

 後に残されたのは、私と蓮司さんのふたりだ。

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