世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
「両親に言ったことは、どこまで本心ですか?」

 一番聞きたかった質問を投げかけると、答えの前にキスが返ってくる。

「いくら金を積まれようと、君を他人の手に触れさせるつもりはない。たとえ相手が九条家のご両親であってもだ。君を妻と呼び続けるためなら、俺は持っているすべてのものを失ってもかまわない」

「……私なんかのために、全部失くしていいなんて言わないでください」

「なんか、だと? 俺にとって自分がどれほど特別な存在かわかっていないらしいな」

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