世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
 なすすべもなくスマホを取り上げられ、連絡を取る前に切られてしまう。

「助けてあげるって言ってるのに、どうして嫌がるの? 誰のためにやってあげてると思ってるの?」

 車を下りて後部座席まで来た朝倉さんが、横たわった私の上に馬乗りになる。

 ひどく熱い手が私の腕に触れた。汗ばんでいてじっとりしているのが、余計に不快感と恐怖を煽る。

「んーっ! ん……!」

「僕のほうが幸せになれるって教えてあげるね。両親のことも今度こそ説得してみせるから」

 勢いよく服をまくられ、背筋がぞっと冷えた。
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