世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
 背後から乱れた服を整えられ、お腹の辺りに手を添えられて抱き寄せられる。

 背中いっぱいに蓮司さんの体温を感じた。

「……本気、なの? 本当にそんな鬼畜野郎を好き……?」

 不安げな声で朝倉さんに尋ねられ、大きく首を縦に振る。

「もし朝倉さんや両親が私たちを離婚させたとしても、すぐ婚姻届を取りに行ってもう一度結婚してみせる。蓮司さんと生きる未来だけは、絶対に諦めたくないから」

 こんな時だというのに、蓮司さんが頭を撫でてくる。

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