世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
 目が焼けるんじゃないかというほどきらびやかに仕立てられた宝石のティアラは、どこぞの国の王室に献上されたと聞いている。

 そんなブランドのオーダーメイドだなんて、いくら伝手があってもとんでもない価格になるんじゃないだろうかと心配になった。

 でもきっと、止めたところで意味がない。幸せの手助けをすると言っていた彼にとって、このくらいはまだ序の口に過ぎないのだろうから。

 とはいえ、手助けどころの話ではないという気持ちはある。

「式場も探さなきゃですね」

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