世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました

「でも、ドレスが……」

「安心しろ。俺がこの程度のトラブルも解決できない夫だと思ったか?」

 そっと頬を撫でられ、蓮司さんを見上げる。

「世界に一着しかない君だけのドレスを用意してある。俺のために着てくれ」

「ほかにドレスがあるんですか? どうして?」

「サプライズだ」

 蓮司さんは目尻を下げて微笑すると、ドアの向こうにいたスタッフに声をかけた。

「サプライズ用のドレスの準備を頼む」

「よろしいんですか?」

「そのドレスで式をすることになってな」

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