世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
「友人たちからもらったものがほとんどなんです。生活していくうえで必要なものは、こちらで揃えればいいかと思って」

 長年、日の目を見ることのなかった手のひらサイズのぬいぐるみを取り出し、蓮司さんに見せてみる。

 きゅるんとした目がかわいらしいハムスターのぬいぐるみは、友人が私との会話で『ペットが欲しい』と話していたのを覚えていてくれた証だ。

「こっちの箱は服などが入っていて――」

「なにを持ってきたか興味はない」

 冷たい返答にびくりと肩が跳ねる。

< 81 / 489 >

この作品をシェア

pagetop