Re:Romance
実来君てそもそも几帳面な方ではあるんだろうなあ。ネクタイずれてるところも、スーツの色にネクタイのデザインがミスマッチしている彼も私は知らない。
されるがままで目がうつろになる中、実来君が本当に私を、低めの位置から湯船の中に落とした。
「ぶわっぷ!」
「大丈夫ですよ。足はついてますから。」
そう言って実来君は、「お金は置いておきますので。」と一言残し、バスルームを出て、さらにはホテルの部屋から出ていってしまった。
いつもの実来君とホテルに来た時のルーティーンで間違いないと思い出す。身体を洗ってくれたから儚い夢をみてしまった。
ねえ。実来君は、結婚のこととか考えてる人?
私はね、打算的に考えてるよ。
したくないって周りにキャリアウーマン気取りの予防線張って、頭の片すみでは、幸せな結婚生活が送れる保証があるならしたいってね。