奏多くんは私に振り向いてくれない
そして、今だ。
「ほーん」
「興味無いね!?」
麗菜につっこむ。
「だって、興味ないもん」
「泣くよ??」
めんどくさいだけで、このめんどくささは仕方ないと割り切れるようになってきた。
「で?そんな心音さんは気になる人はいらっしゃらないんですかぁ〜?」
そう、麗菜は時々こうやって私をからかう。
「だーかーらっ!そんな人いたら苦労しないのっ‼︎」
私は、男子でも女子でも仲良くしたい人と仲良くしたいし、仲良くしたくない人とは仲良くしたくない。
それを、麗菜はちゃんとわかってくれている。
「ぁ、今日 バイトだ。じゃぁ、心音、また明日ね〜」
麗菜はそう言って去っていった。
「……私も帰るかぁ〜」
誰に言うともなくそういってから、私は教室を出た。
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