星を拾う指先が、温かくなるまで
綿雪は光り輝きながら、ふわふわと揺れ落ちてくる。
少女は星を拾う手を止めると、真っ白な吐息を両手に吹きかけた。
月明かりが白く舞い輝く暗闇の向こうから、巨大な一隻の船が姿を現す。
いくつものマストが夜空を突き刺している、大きな幽霊船だった。
乗組員は全て骸骨で皆汚れた衣服で、お酒を飲み騒いでいる。
その船の特等席と言える中心に、大柄で大きな三角帽子で白く長い髭を生やした、威厳を放つ主(あるじ)が、どっしりと椅子に座っていた。
一人の船員が望遠鏡で少女を確認すると、その主と思われる人物に声をかける。
彼は声を聞くなり、椅子を蹴立てて立ち上がると、周りのことなど気にせず、無我夢中で船内へと消えていった。
次に彼が姿を現すと、僕は一瞬、戸惑いで止まってしまう。
汚れきった海賊コートも、あの長すぎた髭も、どこかに脱ぎ捨てられ、暗闇に溶け込んでいく。
そこにいたのは、月明かりを跳ね返すほど真っ白なジャケットに身を包んだ、気品ある紳士だった。
船が灯台を頼りに接岸すると、少女もその足元へ歩み寄る。
少女は星を拾う手を止めると、真っ白な吐息を両手に吹きかけた。
月明かりが白く舞い輝く暗闇の向こうから、巨大な一隻の船が姿を現す。
いくつものマストが夜空を突き刺している、大きな幽霊船だった。
乗組員は全て骸骨で皆汚れた衣服で、お酒を飲み騒いでいる。
その船の特等席と言える中心に、大柄で大きな三角帽子で白く長い髭を生やした、威厳を放つ主(あるじ)が、どっしりと椅子に座っていた。
一人の船員が望遠鏡で少女を確認すると、その主と思われる人物に声をかける。
彼は声を聞くなり、椅子を蹴立てて立ち上がると、周りのことなど気にせず、無我夢中で船内へと消えていった。
次に彼が姿を現すと、僕は一瞬、戸惑いで止まってしまう。
汚れきった海賊コートも、あの長すぎた髭も、どこかに脱ぎ捨てられ、暗闇に溶け込んでいく。
そこにいたのは、月明かりを跳ね返すほど真っ白なジャケットに身を包んだ、気品ある紳士だった。
船が灯台を頼りに接岸すると、少女もその足元へ歩み寄る。