絡まる残り香―滴る甘い蜜―

【第五話】: 菩薩の刺青(しせい)と淫らな供物 5

赤く腫れ上がる肌の上に、白く固まった蝋が花のように散り、そして仰向けにされた。

豊かな乳房から臍へと垂らされる熱。

女は絶叫を上げ、弓のように背を逸らし気絶した。

水が浴びせられる。

秘書が手にしたのは、どす黒く光る、凶器のような太さのバイブだった。

猛烈な駆動音とともに、極太の黒い塊が、女の秘部へと容赦なく宛がわれる。

「あぐっ……! ぅ、ぅうううっ!!」

逃げようと悶える女の腰を、天狗の無骨な膝が容赦なく圧し潰した。

駆動音が徐々に小さくなり、それは女の窄まりを強引に割り開き、奥深くまで沈み込んだ。

「あぐぅっ! ぁ……はぁ、はぁっ……!!」

(嘘……あんなに太いものが。あんな奥まで……。見てるだけで、私の中まで掻き回されるみたいに疼く……。怖いのに、股の間がじっとりと熱くなって……私、最低だわ……)

太さ5cm超の極太。

ピストン運動にスイング回転が膣襞を掻き毟る。

身体かれ力身が抜け、虚空に降る甘露に身を置いたかのような安堵に目元が綻ぶ。

腰の動きがバイブに貪る。

「あっ、あっ、はぁぁぁぁ…はぁはぁ、うぅん」

(……やだぁ、感じてる。気持ち良さそうに……感じてる)

老人が天狗に言う。

「……もう、猿轡を外してやりなさい」

天狗が猿轡を外す。

「ああっ、ぁぁぁ…きゃぁぁあ……いくぅ、いくぅ、……はっはっはっ」

絶叫する。

五センチを超える太杭が、粘膜を容赦なく掻き毟るたび、女の喉からは獣のような咆哮が漏れた。

(あぁ、もう逃げられない……。視界が滲んで、何もかもが歪んで見える……。私自身も変わって行く気がする……)

ひとみは、その光景を食い入るように見つめていて、心臓の鼓動が速まるのを感じていた。
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