絡まる残り香―滴る甘い蜜―
【第一話】: 快速電車の鉄鎖 2
電車が船橋を過ぎ、さらに混雑を増していく。
周囲の乗客は皆、死んだような目でスマホの画面を眺めている。
この密室で、自分の身体が蹂躙されていることに気づく者は一人もいない。
男の手は、もはや隠そうともしなかった。
腰を撫でていた掌が、ゆっくりと、だが力強くスカートの裾を捲り上げていく。
ひとみの「自慢の脚」に、冷たい外気と、それ以上に熱い男の指先が触れた。
「……あ……っ」
声を押し殺すひとみの首筋に、男の脂ぎった額が押し付けられる。
男の指は、ストッキングの繊細な伝線をなぞるようにして、太ももの内側へと侵入してきた。
加納の指先が「外科医のメス」のような鋭さだとしたら、この男の指は「土足で踏み荒らす獣」のそれだった。
「いい脚だ……。昨日も、一昨日も、これのことばかり考えてたんだよ」
男の低い呟きとともに、荒々しい指がひとみの股間の最奥、下着のレースを強引に横へ退ける。
「やめ……」
拒絶の言葉は、小刻みな電車の振動にかき消された。
剥き出しになった秘部を、男の節くれ立った指が直接、容赦なく弄り始める。
清潔な病院での情事とは違う、逃げ場のない公共の場での凌辱。
ひとみは恥辱に顔を赤く染めながらも、男の指が与える野蛮な快感に、膝の震えを止めることができなかった。
錦糸町まで、あと数分。
その数分が、ひとみには永遠のような、そして終わってほしくない至福の地獄のように感じられた。
周囲の乗客は皆、死んだような目でスマホの画面を眺めている。
この密室で、自分の身体が蹂躙されていることに気づく者は一人もいない。
男の手は、もはや隠そうともしなかった。
腰を撫でていた掌が、ゆっくりと、だが力強くスカートの裾を捲り上げていく。
ひとみの「自慢の脚」に、冷たい外気と、それ以上に熱い男の指先が触れた。
「……あ……っ」
声を押し殺すひとみの首筋に、男の脂ぎった額が押し付けられる。
男の指は、ストッキングの繊細な伝線をなぞるようにして、太ももの内側へと侵入してきた。
加納の指先が「外科医のメス」のような鋭さだとしたら、この男の指は「土足で踏み荒らす獣」のそれだった。
「いい脚だ……。昨日も、一昨日も、これのことばかり考えてたんだよ」
男の低い呟きとともに、荒々しい指がひとみの股間の最奥、下着のレースを強引に横へ退ける。
「やめ……」
拒絶の言葉は、小刻みな電車の振動にかき消された。
剥き出しになった秘部を、男の節くれ立った指が直接、容赦なく弄り始める。
清潔な病院での情事とは違う、逃げ場のない公共の場での凌辱。
ひとみは恥辱に顔を赤く染めながらも、男の指が与える野蛮な快感に、膝の震えを止めることができなかった。
錦糸町まで、あと数分。
その数分が、ひとみには永遠のような、そして終わってほしくない至福の地獄のように感じられた。