絡まる残り香―滴る甘い蜜―
【第三話】:甘露の毒 4
男は微笑みグラスを差し出す。
目の前に、琥珀色の液体が満たされたグラスが置かれている。
ひとみは覚悟を決め、一気に喉に流し込んだ。
喉を焼くアルコールの刺激。
それと同時に、これまでの人生で味わったことのない、**「熱」**が胃の底から這い上がってきた。心臓がトクン、と大きく跳ねる。
(やだっ、……何これ。キツ一イ)
二回目、三回目……。
まるで運命が仕組んだかのように、ひとみは負け続けた。
三杯目を飲み干す頃には、視界がぐにゃりと歪み始めていた。
(やば……これ、本当にすごい……)
しかし、男も既に3回負けている。
最後はひとみの二連勝で決着がついた。
負けるたびに男は強い酒を煽り、五杯目が終わる頃には足元がフラついていた。
男はそのままフロアの隅で崩れるように寝入ってしまった。
一方、美奈代はといえば、わざと負けていた。
「あーあ、負けちゃった。飲まなきゃダメ?」
媚びるような声で酒を飲み干す。
その酒には強力な媚薬が仕込まれている。
美奈代の顔がみるみる赤くなり、呼吸が荒くなる。
「……あ、これヤバい。誰か、奥へ連れてって……」
彼女は群がる男たちに抱きかかえられるようにして、早々に奥の暗闇へと消えていった。
カウンターに戻ったひとみは、一人でマティーニの二杯目と水を頼んだ。
(頭……ガンガン。少し水飲んで冷まさないと)
そのまま、カウンターに突っ伏した。
周りを見渡せば、負けて媚薬を飲まされた女たちが、獣のような男たちに引きずられるようにして次々と奥へ消えていく。
目の前に、琥珀色の液体が満たされたグラスが置かれている。
ひとみは覚悟を決め、一気に喉に流し込んだ。
喉を焼くアルコールの刺激。
それと同時に、これまでの人生で味わったことのない、**「熱」**が胃の底から這い上がってきた。心臓がトクン、と大きく跳ねる。
(やだっ、……何これ。キツ一イ)
二回目、三回目……。
まるで運命が仕組んだかのように、ひとみは負け続けた。
三杯目を飲み干す頃には、視界がぐにゃりと歪み始めていた。
(やば……これ、本当にすごい……)
しかし、男も既に3回負けている。
最後はひとみの二連勝で決着がついた。
負けるたびに男は強い酒を煽り、五杯目が終わる頃には足元がフラついていた。
男はそのままフロアの隅で崩れるように寝入ってしまった。
一方、美奈代はといえば、わざと負けていた。
「あーあ、負けちゃった。飲まなきゃダメ?」
媚びるような声で酒を飲み干す。
その酒には強力な媚薬が仕込まれている。
美奈代の顔がみるみる赤くなり、呼吸が荒くなる。
「……あ、これヤバい。誰か、奥へ連れてって……」
彼女は群がる男たちに抱きかかえられるようにして、早々に奥の暗闇へと消えていった。
カウンターに戻ったひとみは、一人でマティーニの二杯目と水を頼んだ。
(頭……ガンガン。少し水飲んで冷まさないと)
そのまま、カウンターに突っ伏した。
周りを見渡せば、負けて媚薬を飲まされた女たちが、獣のような男たちに引きずられるようにして次々と奥へ消えていく。