絡まる残り香―滴る甘い蜜―

【第三話】:甘露の毒 6

あまりの乱暴さと大胆さに、ひとみは声を洩らした。

だが、男は表情一つ変えない。

大きな指が、まだ乾いているひとみの粘膜を強引にかき分ける。

「待って、いきなり何を……」

抗議しようとしたひとみの腕を、男が掴んだ。

そのまま自分の股間へと力任せに導く。

ガウンの上からでもわかる、異常なまでの硬さと熱量。

「シゴけ、抱いてやる」

男は短く言った。

ひとみはその圧倒的な支配感に、言葉を失った。

ガウンをめくって露わになった「それ」は、既に怒張し、先端からは先走りの汁が溢れていた。

ひとみは促されるままに、手に余るその太い棒を握りしめた。

「……信じられない。こんなに大きいの……」

「あぶれたか? 」

男の指が、ひとみの中を弄り回す。

不覚にも、ひとみの体は反応していた。

フェロモン香水と、目の前の圧倒的な「雄」の匂いに当てられ、秘部がドクドクと脈打ち、指を締め付ける。

「こんなに大きいの入れたら、私、天国を彷徨っちゃうわよ」

ひとみは皮肉混じりに、けれど期待を隠せずに茶化した。

男はニヤリと凶暴な笑みを浮かべた。

同時に、ひとみの後頭部を掴んで、引き寄せると
自身の「雄」を咥えさせる。

「よし。俺が天国へ行かせてやる」

(ちょっ、……ちょっと待ってよ。口が裂けそうで痛い)

男はビールを一気に飲み干すと、ひとみの腰を抱き抱えるようにして立ち上がらせた。

「今度は『下』の口で味わせてやる。来い行くぞ」

ひとみの足は、既に自分の意志では制御できないほど震えていた。

手首を掴まれ、男の強引なリードに、ただ成されるがまま。

周囲の酔っ払いたちの視線を浴びながら、ひとみは大男に伴われ、淫靡な呻き声が満ちる奥の大部屋へと、覚束ない足取りで吸い込まれていった。
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